アルファユニの「刺繍へのこだわり!」細かい文字を「最も細い糸」で刺繍してみました
2024.11.11
アルファユニ「ししゅうへのこだわり」の紹介です。
以前、アルファユニのブログ「刺繍糸のお話(素材と特徴について)」で刺繍糸についていろいろとお話ししましたが、その中で刺繍糸の太さについても触れました。
弊社では、細かい柄・小さな文字部分は「75D/2」の細い糸を、大きな柄であれば「120D/2」の最もポピュラーな通常の太さの刺繍糸を使い分けていることもお話ししたかと思います。
そこで今回は、現在市場に出回っている刺繍糸の中で一番細い刺繍糸(50D/2)パールヨット社製レーヨン糸を使って、過去にアルファユニで刺繍した文字の中でおそらくもっとも細くて、小さいであろう文字が含まれるデザインの刺繍してみました。より細かい刺繍の精度を上げるためのトライ刺繍となります。
今回トライしたデザインのご紹介ですが、何度もリピートオーダーをいただております「県立広島病院様」の紅葉柄の公式ロゴ刺繍デザインです。
いままでは75Dを使用して細かい文字を再現してきましたが、今回はこの細い糸を使ったサンプル刺繍の仕上がり画像をご紹介します。
【県立広島病院様オリジナルスクラブデザイン刺繍】
円形のデザインの外側の帯の中にある病院名の文字部分(書体はGregory Normal、通称花文字)をパールヨット社製レーヨン50D/2の一番細い糸を使用した実際の刺繍画像は以下の通りです。
刺繍は、糸の太さだけでなく、刺繍針の太さによっても仕上がりが変わりますので、こちらの刺繍は通常よりも細い針を使用しました。
さらに言いますと、弊社ではどうすることもできない「実際に刺しゅうする生地の目の細かさ」によっても刺繍の仕上がりは変わります。特に細番手の糸で高密度に織った生地は切れに仕上がります。
但し、50D/2の刺繍糸はホワイト他9色、全10色しか展開がないため、主にホワイトの細かい文字やデザインのときでの限定的な使用となります。何卒ご了承下さい。
細かい刺繍を再現するのみならず、色々な刺繍に現在チャレンジしておりますので、都度ブログや公式サイト内で紹介をして行きたいと思います。