診療所、歯科医院の倒産、過去最多ペース

アルファユニは、医療関連ウェア・ユニフォームのオリジナル加工・販売が主な事業ということで、医療関連の情報については大変気になるところですが、帝国データバンクの情報によりますと診療所や歯科クリニックの倒産が過去最高ペースとのことです。

■2024年の年間件数は70件前後となる見込み。
■2000年以降で最も多かった2009年（52件）を大きく上回り、過去最多となることはほぼ確実。
■医療機関（病院・診療所・歯科医院）の経営事業者の倒産が過去最多のペースで推移。
■2024年は8月までで、病院4件、診療所20件、歯科医院22件の計46件。
■8月時点で前年の年間件数（41件）を上回った。

【倒産の傾向と詳細情報について】
■業態別では、診療所と歯科医院の件数増加が顕著、過去最多で診療所＝2009年の27件、歯科医院＝2018年の23件）を更新する可能性が高い。

【業態別の負債について】
詳細は以下の通りとなります。
■病院　37億3700万円
■診療所　30億8900万円
■歯科医院　61億7800万円
■総額130億400万円

【8月末時点で負債額の上位の医療機関】
■高橋デンタルオフィス（歯科医院、千葉県、7月破産）の19億円
■医療法人社団アブラハムクラブ（負債13億1200万円、病院、宮崎県、8月民事再生法）
■医療法人篤信会（同11億7000万円、病院、長崎県、6月破産）
■医療法人社団綺整会（同11億6000万円、歯科医院、東京都、3月破産）
※医療法人社団綺整会はグループ法人4社が破産

【診療所、歯科医院倒産の要因】
■予防意識や医療機関の選別意識の高まりなどでコロナ禍に減少した患者がアフターコロナで戻らずに苦戦したこと。
■経営者の高齢化や後継者難で事業継続が困難となったりする診療所と歯科医院が増えたことも要因。

医療業界とのつながりのあるアルファユニとしては、大変厳しい状況を目の当たりにし、改めて気持ちを引き締め、さらならサービスの向上とお客様との関係強化に取り組んで参りたいと思います。

■低価格帯のラインナップ拡充: コストパフォーマンスに優れた商品のご提案や、コストを抑えたオリジナル加工の展開とご紹介、経費を抑えたい医療機関への対応を強化しきたいと思います。
■お客様との信頼関係の強化：倒産リスクが高まる中ですが、お客様との要望を改めてしっかりヒアリングしていき、信頼関係を築きながら、多様なニーズへの柔軟な対応と体制の強化を図っていきたいと思っております。