刺繍糸の脱色実験(塩素系漂白剤)
2020.07.28
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスが猛威をふるっていますが、アルファユニのスタッフは素敵なオリジナルスクラブ・ウェアをお届けするため、感染予防としてアルコール消毒・手洗い・マスクの着用などしてコロナ対策をして乗り切っております。
今回は塩素系漂白剤を使用した場合、刺繍糸の脱色はおこるのか?
実験結果と脱色しにくい糸色をご紹介させていただきます。
本来なら、色付きスクラブを塩素漂白剤で洗濯することはありません。
今回、刺繍糸の脱色実験を行った理由は次亜塩素酸ナトリウムを直接噴射しても色落ちをしないスクラブが登場したからです。
フォーク株式会社で2020年に新登場した、「ジアスクラブ」
すべての医療従事者に等しく業務上の安全を確保するために作られ、人気急上昇中のスクラブです。
熱湯・次亜塩素酸ナトリウムにつけても、リネン洗濯でも、ご自宅やクリニックの洗濯機でも色落ちがしない
退色実験
7070SCスクラブなら脱色しないけど、刺繍の糸は塩素系漂白剤で脱色するかもしれない。そこで、刺繍を入れたスクラブに塩素系漂白剤(希釈率100)を使用して、30分間つけおきしました。
- 実験スクラブ:7070SC ジアスクラブ
- アルファユニで使用している糸:レーヨン刺繍糸(耐汗、耐光、耐洗濯、耐薬品等に非常に優れています。)
結果
ネコの刺繍:脱色あり(塩素系漂白剤禁止の糸色)
イヌの刺繍:脱色なし(塩素系漂白剤使用可能な糸色)
同じレーヨン刺繍糸を使用していますが、染色によって塩素系漂白剤が使用できない糸色があります。
糸カラーによっては、塩素系漂白剤を使用しても脱色はしにくいため、刺繍をおすすめできます。(※濃度によっては脱色する可能性があります。)
脱色しにくい糸色
塩素系漂白剤を使用しても脱色しにくい糸色はこちら