素材の違い第2弾 レーヨン素材とポリエステル素材 徹底比較!

素材の違い第2弾 レーヨン素材とポリエステル素材 徹底比較!

好評につき、素地の違い、徹底比較第2弾。
今回は、「レーヨン」と「ポリエステル」についてお話したいと思います。

「レーヨン」と「ポリエステル」は、刺繍糸で使用率TOP2の素材です。ちなみにアルファユニでは「レーヨン」の糸をメインで使用して刺繍をしています。
理由は、レーヨンの素材の良い特徴(光沢感)が刺繍することで存分に発揮され綺麗に仕上がるからです。

ポリエステルについて既にナイロンとの比較ページで説明をさせていただきましたので、「レーヨン」をメインとしてポリエステルと比較した形でまとめました。

【「レーヨン」(特徴)について】

「rayon」とは「光る糸」という意味。
世界で一番最初に誕生した化学繊維であり、「人造絹糸」「人絹(じんけん)」と呼ばれることもあります。
メリットは光沢感がありシルクに似た質感、柔らかい。
デメリットとしてはしわになりやすく、引っ張りに弱く特に濡れた状態だとさらに強度が落ちることです。

【レーヨンの原料と主成分について】

レーヨンの原料は、「木材パルプ」と「非木材パルプ」がありますが、90%が「木材パルプ」を原料とした作られており、自然に存在する「植物原料」を人工的に作った「化学繊維」であり、「再生繊維」です。
原料のパルプから取り出した成分である「セルロース」で作られています。綿や麻も「セルロース」を主成分としているため、「吸湿性」や「染色性」が高いという綿に似た特徴があります。

繊維製品としては「ポリエステル」は、アルファユニで扱っている「スクラブ」や「ドクターコート」「ドライポロシャツ」など様々な製品で採用されていて身近な存在ですが、「レーヨン」はどんな素材と聞かれてもなかなかピンとこないかもしれません。

ポリエステルとレーヨンは色々な意味で特徴が似ていない性質の違う素材と言えます。
改めて比較しながら、それぞれの素材の良さ(特性やメリット)についても知っていただきたいと思いブログにまとめました。

レーヨンとポリエステル、各素材の特徴と比較

それでは早速、それぞれの素材の違いについてポイントごとに比較してみましょう。

軽さ

レーヨンは綿と同じ成分ということでポリエステルよりも重くなります。
比重としては、ポリエステルの比重は約1.38、レーヨンは約1.5~1.52、となります。
ちなみにナイロンの比重は1.14で、最も軽い素材です。

勝者:ポリエステル

強度(引っ張り・引き裂きに対する強さ)

レーヨン:強度はレーヨンにとって大きな「弱み」となり、特にに水に濡れると強度が約半分まで落ちる弱点があります。
ポリエステル:高い強度を持ちます。湿った状態でも強度が変わらないことも大きな特徴です。

勝者:ポリエステル

伸縮性

  • レーヨン:伸縮性について、弾力というよりも、生地の自重や動きによって「しなやかに垂れ下がる(ダレる)」性質に近いものです。繊維が柔らかいというメリットがある反面、一度大きな力が加わって伸びてしまうと、自力で元に戻る力がほとんどありません。「テロっとした柔らかさ」が魅力ですが、伸びてしまうと復元力がないのがデメリットです。
  • ポリエステル:伸縮性がある素材です。 ポリエステルは耐久性や形状保持性に優れており、縮みにくい特性があります。

【勝者:ポリエステル】

耐熱性

  • レーヨン:レーヨンは溶けません。要するに固体が液体になる「融点」というものが存在せず、綿のように焦げます。レーヨンの主成分である「セルロース」の化学構造に理由があり、熱によって液体になる前に化学結合が壊れ、気体(煙)や固体(炭)に分解されてしまうからです。
    刺繍ワッペンの縁取り用の糸として重宝されています。溶けないため、ヒートカットしたときにカット面が綺麗な切り口になるからです。
  • ポリエステル:比較的高い耐熱性を持ちますが、ナイロンよりも耐熱性が高く、乾燥機の温度や転写プレス加工時の温度を高く設定することができます。150℃くらいまでは縮むことなく熱に耐えられると言われていますますが、約250℃前後で溶けてきます。

【勝者:レーヨン】

耐火性

  • レーヨン:火を近づけるとすぐに燃え上がります。

    溶けないという特徴を活かして、難燃剤(火を抑制する薬品)を練り込むことで「難燃レーヨン」という耐火性の高い素材にすることができます。
    「難燃レーヨン」は自己消火性がありますので、火源を離すと自然に火が消える性質を持ちます。
    ポリエステル等の合成繊維と違い、熱で溶けて肌に張り付かないことがメリットです。火傷の重症化を防げるため、防護服のインナーなどに採用される素材です。
  • ポリエステル:ナイロン同様に自己消火性が低く、燃えやすい素材です。

判定:引き分け

吸水性と乾燥性

  • レーヨン:セルロース(植物成分)が水分をしっかり抱え込むため、蒸れにくく、静電気も起きにくいという、人間にとって非常に快適な特性を持っています。
  • ポリエステル: ナイロンに比べると吸水性が低く水をあまり吸収しません。湿気を含まないため濡れても乾きやすい、乾燥性に優れた素材です。
    ポリエステル製品は吸水性の低さを補うため、繊維を細くして毛細管現象を起こすことで水分の吸収力を高めています。

吸水性 勝者:レーヨン
乾燥性 勝者:ポリエステル

耐候(対光)性

  • レーヨン: 耐光性が低く、日光によって徐々に強度が低下します。また、黄変(黄色く変色)することがあります。
  • ポリエステル: ナイロンよりも耐光性が高く、紫外線に対しての変色耐久性が高い性質があります。そのため、スポーツウェアや屋外用資材に多用されています。

勝者:ポリエステル

洗濯堅牢度および耐摩擦性

  • レーヨン:耐摩擦性が低くこの素材の最大の「弱み」となります。水分を含むと繊維が膨潤し、分子結合が弱まるため、少しの摩擦で繊維がバラバラに壊れてしまいます。
    湿潤時の摩擦に極めて弱く、すぐに毛羽立ちや白化(はっか)が起きてしまいます。
  • ポリエステル:水分による影響を全く受けないため、濡れていても強度は変わりません。また、表面が摩耗しにくく、色移りもしにくい特徴があり、摩擦に非常に強いと言えます。

【勝者:ポリエステル】

お手入れのしやすさ

  • ポリエステル:曲げても元に戻る力が働くため、シワにならず、膝や肘の部分がポッコリと突き出る「膝抜け」も起きにくいです。洗濯やお手入れが比較的簡単です。
  • レーヨン:特に水に濡れると繊維が膨らんで不安定になり、干し方によっては水の重みでベローンと縦に伸びてしまうことがあります。

【判定:ポリエステル】

製品の用途

  • レーヨン:光沢感がありシルクに似た質感、柔らかいという特徴から高級な「シャツ」「ブラウス」、滑りやすいという特徴からスーツやコートの「裏地」などに多く使われています。
  • ポリエステル:耐久性と耐摩擦性がありますので、Tシャツ、ポロシャツ、肌着などの一般衣料、寝具、アウトドア用品、カーペットなどに適しています。弊社が販売しているほとんどのスクラブに使われています。

以上となりましたが、如何でしたでしょうか。

【レーヨン】を取り扱っている商品

そこでレーヨンを使っている弊社の取り扱い商品「スクラブ」をご紹介します。
アルファユニが取り扱っている製品の中では、ほんの一部となりますが、柔らかさ、光沢感、肌ざわりの良さが特徴の人気のスクラブです。

MZ-0120 ストレッチスクラブ 

ポリエステル80%/レーヨン20%

販売価格 3,773円(税込)

MZ-0120

MZ-0159 イージーパンツ

ポリエステル80%/レーヨン20%

販売価格 4,312円(税込)

MZ-0121 ジョガーパンツ

ポリエステル80%/レーヨン20%

販売価格 3,850円(税込)

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