4月から研修医になる医学生のためのスクラブ購入・選び方マニュアル
2021.02.23
何色?何枚用意すべき?研修医のスクラブ選び方ガイド
4月から晴れて研修医として勤務する方も多いことでしょう。
学生時代にある程度経験を積んで来たとしても、いざ実践ともなると雰囲気も違えば、その責任も大きく変わってきます。研修医の期間中は、まだ一人で行えることにも制限がありますが、患者側の立場からすればレジデンスと言えど、れっきとしたドクターである以上、医師としての自覚をしっかりと持って欲しいものです。
そんな研修医デビューのみなさんにおいては、まず初めに勤務に必要なメディカルグッズやユニフォームを揃えることから始まると思います。研修医が揃えておきたいアイテムについては
- スクラブや白衣などのユニフォーム
- ペンライト
- メモ帳と筆記用具
- 聴診器
- iPadなどのタブレット
などが挙げられ、もちろん病院によってそれぞれ決まりがありますが、最低限の心構えとして
自身で必要だと思うものは揃えておく
ということも大切です。
古くから「備えあれば憂いなし」と言われるように、まずはどのようなアイテムがあれば便利なのか、困らないのかを実践で経験するためにも、考えられるものは全て用意しておくのがベスト。ただし、アイテムが増えすぎると勤務中に着用するスクラブのポケットがパンパンになったり、ポケットが重すぎて動きにくくなったりしてしまいますので、収納という面も考慮しておく必要があります。
特に研修医でも着用する病院が多い傾向にあるスクラブにおいては、当然皆さんも1~2枚は事前に用意しておくことになると思われますが、
- どんなスクラブを買えばいいの?
- 最初は無難に安いのを買っておけばいいの?
- 何色を何枚用意しておけばいい?
といった疑問が生じると思います。
何事も「はじめは安い物ので揃えておけば良い」と思いがちですが、迅速かつ的確な判断が求められるハードな医療現場では、いかにストレスや疲れを軽減することができるか?という点も重要になってきますので、まずは収納性の高いポケットが多いスクラブで、
- あらゆるアイテムが機動的に使いやすいスクラブを選ぶ
- そして長時間着用していても疲れずストレスを感じないスクラブを選ぶ
この2点を重視すべきかもしれません。
研修医に限ったことではありませんが、デザイン性やファッション性においては二の次に考えておくのが無難で、まずは現場に馴れるためにも、機能性を重視したスクラブ選びをオススメします。
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コスパで選ぶならこのスクラブ!メーカー別スクラブランキング
研修中はスクラブが多用されるため枚数には余裕を!
上記でも触れましたように、研修医と言えど医師である以上、身だしなみにおいては「患者さんがどのような印象を持つか?」という点を考慮する必要があります。医師というと、ボタン全開で白衣をまとっているイメージがありますが、実は患者側からすれば
偉そうな印象を与えかねない
ため、白衣のボタンはしっかりと閉めるとルール決めしている病院もあるほど!その点スクラブは、偉そうとか、だらしないといったイメージを与えることもなく、そして
不衛生な印象を与えることもない
ので、基本的にはスクラブを中心に複数枚用意しておくのが無難です。
もちろん、勤務する病院等で支給されることも多いスクラブ。
ただし、支給される枚数は平均的に見ても2~3枚が一般的であることを考えると、
やはり自らで+2~3枚は用意しておくのが無難
でしょう。
また、病院によっては診療科によって色の区別をしている施設もありますし、年に数回支給される場合もあったり、病院で用意されるスクラブの中から、自らに合ったサイズをその都度に引き取るといった運用をしている病院もありますので、その点は病院のルールを事前によく確認しておくようにしましょう。
また、クリーニングにおいても感染や汚染防止の観点から、自宅洗いが禁じられている場合もあります。病院のリネンにおいては、
回収が週に1~2回程度だったりすると洗濯が間に合わない
ことになりますので、必然的にスクラブも複数枚必要になってくるわけです。
スクラブなどのウェアを他人と共有するのに抵抗がある方も多くおりますし、最近ではスクラブに自分の名前を入れたネーム刺繍加工なども一般化してきておりますので、研修医であっても専門医であっても、
スクラブは5~6枚程度持っておくのがベスト
ということになるでしょう。
もちろん、その病院の運用に慣れるまでは枚数が多いに越したことはありません。
何事もリスクに備えて準備を怠らない心構えが大切です。
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絶対失敗したくない!賢いスクラブ選びの3つのポイント
デザイン以上にポケット数や動きやすさなどの機能性を重視!
上記でも触れましたように、スクラブなどのユニフォームの運用は病院や施設によって独自のルールがあり、例えばスクラブの色は指定されている一方、デザインは自由であったり、色もデザインも自由であったりと、その点は病院の運用ルールを確認する必要があります。
診療科によって色が指定されている場合、デザインは自由だったりすケースが多いのですが、駆け出しの研修医というポジションであれば、
機能性と機動性を活かせるスクラブを選ぶ
ということは冒頭でもお伝えしたとおりです。
また、日々の業務のなかでペンライトはこのポケット、メモ帳やタブレットはこのポケット、といった具合に、感覚で必要なアイテムがすぐに取り出せることも重要となってきますので、様々なタイプやデザインのスクラブを選んでしまうと
ポケットの位置が違って必要な物がすぐに取り出せない
ということも生じる恐れがあります。
過去記事「スポーツブランド系スクラブの機能・特徴と着こなし方【ミズノ編】」でもご紹介しておりますが、複数のスクラブを購入する際には、基本的に同じブランドの違うモデルであったり、異なるブランドであっても
ポケット配置が形状が似たタイプを選ぶ
というのがポイント!
これであれば機動性が損なわれることなく、業務にも集中できるようになります。
また、機能性や着心地においては、過去記事でも多数取り上げておりますが、長時間着用していてもストレスを感じさせないストレッチ素材や、スクラブ独特のゴワゴワ感を抑えた柔らかなポプリン素材など、様々な工夫や機能性が盛り込まれたスクラブが多くプロダクトされているので、初めてのスクラブ購入においては、その点もよく考慮したうえで製品を選ぶと良いでしょう
いかがでしたでしょうか?
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