スクラブとケーシーの違いって?特徴や成り立ちを探る!
2023.07.11
医療に携わる人の働きを支えるスクラブとケーシー。
現場での働きやすさはもちろん、白衣よりカジュアルな着こなしができるので白衣特有の緊張感を和らげる効果もあります。
医療を受ける人にとっても安心感のある服といえますね。
ストレッチが効いていたりポケットが大きかったり、医療の現場で必要なことを考えて作られているのはどちらにも共通しています。「見た目の違いがスクラブとケーシーの違い」ともいえますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
そもそもスクラブとケーシーってどんなもの?
スクラブ
スクラブは“Vネックで半袖の医療用白衣”とされていますが、最近では襟がついているものや、特に女性向けにクルーネックのものも見られるなど形はあまり重要視されていないようです。
様々なカラーがあるスクラブですが、医療用の服ということで白衣の仲間として扱われています。
ところで…
スクラブという名前、どこかで聞いたことがありませんか?
洗顔フォームやボディクリームでもおなじみのあれです。
古い角質を取り除いて肌をツルツルにしてくれるというあれです!
「Scrub」の意味は「ゴシゴシと洗う」。ボディクリームなどに「スクラブ」という言葉が使われているのは、まさにゴシゴシと汚れを落とすから。
筆者も実際にスクラブ洗顔フォームを使ったことがあります。小さなつぶつぶが含まれたクリームで、洗っている間はザラザラとしているのですが、流したときの爽快感!あのつぶつぶが汚れをかきだしているということなんでしょうか…?
少し脱線しましたが、医療用スクラブもこの「Scrub」を語源としています。
「服」と「ゴシゴシと洗う」…。スクラブのつくりを考えると、こう呼ばれる理由も見えてきそうです。
医療の現場で使われる服に求められるのは、やはり衛生的でいつでも清潔なこと。そのためにどうしても洗濯の回数が多くなります。
この繰り返しの洗濯にも強い、ゴシゴシと洗っても傷つきにくい素材を使って作られた服。これが「スクラブ」といわれる理由なんです。
このことからも形ではなく、素材や強度が重要視されているのが分かりますね。
もともとは手術着として使われていましたが、その使いやすさから用途が広がり医療業界の制服としても使われるようになりました。
その特徴は…ズバリ種類の豊富さ!
形、カラー、素材、機能にいたるまで多種多様!用途や好みに合わせて選べる自由度の高さは間違いなくスクラブの強みといえます。
その名の通りのお手入れのしやすさもポイント!洗濯しやすく乾きやすいので、いつでも清潔な状態をキープできるんです。
実際にいくつか商品を見てみましょう!
◎カラーにこだわるならPANTONEの7000SC!
約30色の展開で必ず好きな色に出会えます。黒やネイビー系で落ち着いた印象を与えたい、色鮮やかなビタミンカラーで元気な印象も演出したい…。そんなカラーにこだわりたい人にピッタリ!
上の画像のように、オリジナルスクラブとしても人気のあるスクラブです。
◎素材にこだわるならFLab.の7082SCや7077SC!
日本を代表する素材メーカーの「小松マテーレ」と共同開発した軽量、滑らかで肌触りのよい国産素材を使ったスクラブです。無駄のないシンプルな見た目で、ハリ感がありスマートな印象を与えます。
スクラブとしては少し高価ですが、価格に裏打ちされた品質がポイントのスクラブとも言えますね。
◎シルエットにこだわるならle coq sportif!
スポーツブランドとして有名なルコックはスクラブでも有名!
ルコックのスクラブの特長は、サイズに合わせて調整されるシルエット。少しウエストを絞ったシルエットで体型に関わらずキレイなラインを演出します。
他にも、動きやすさに特化したものからデザイン性の高いものまでここでは紹介しきれないほどの種類のスクラブが!進化のスピードも速いので、どんどんと高性能になっているんです!
おまけ・・・筆者が“独断と偏見で選ぶ”
カッコいいスクラブランキング!
第2位 MIZUNO MZ-0231スクラブ
シンプルなデザインに右胸のブランドロゴが映える!カラー自体は暗めですが、少しツヤのある生地が淡く光を反射するので印象も◎!セットアップのパンツと合わせた統一感も魅力の一枚です。
第1位 Dickies 7061SCスクラブ
生地の質感やカラー、左袖のブランド名刺繍から裾のブランドロゴまでとにかくカッコいい!縫い糸による配色が主張しすぎず、けれども目を惹くデザイン!ディッキーズブランドはカッコいいデザインが多いですが、この7061SCは特にイチ押しです。
ケーシー
タートルネックほど長くはないですが、丸型の襟を少し立てたデザインが印象的です。前面にファスナーがついていて着脱しやすく、袖の長さは半袖から長袖まで様々。
こちらも医療用の服ということでスクラブと同じく白衣の仲間とされます。
その名前は1960年代のアメリカの医療ドラマ『ベン・ケーシー』の主人公に由来すると言われています。
ドラマで主人公が着用していた丈の短いセパレート型白衣が「ベン・ケーシー型白衣」と呼ばれるようになり、そこからケーシーの名前が一般的になりました。
アメリカで全153話が放送された本作品は日本でも大ヒット!医療ドラマの先駆け的存在となったようです。
ちなみに…
ケーシー型白衣の起源は中世までさかのぼり、当時の理容師が着ていた服の形がもとになっていると言われています。その時代の理容師は現代とは異なり、髪やひげの手入れだけでなく外科的な処置も行っていたそう。
中世のころから医療の現場で使われていたと考えると、長い歴史を持った服だと言えますね…!
特徴は…やはりその襟の形!
首元が見えないためカジュアルさを抑えた着こなしができます。ホワイト系統のカラーが多いですが白衣ほどフォーマルというわけでもなく、白衣とスクラブのいいとこ取りができるのがポイントです。
素材はスクラブとあまり変わりませんが、ケーシーの方がポリエステルと綿の混紡素材を使っているものが多い印象です。着心地や肌ざわりの良さもこだわりかも?
こちらもいくつか商品を見てみましょう!
◎モンブランの52-002~006や52-602~604はベーシックな形のケーシー!
綿の比率が他のものと比べて高く、肌ざわりの良さがポイントです。価格もお求めやすいので初めてケーシーを選ぶ人にもおすすめ!
◎カラーバリエーションを楽しむならのRISERVAのR8746やR8796!
“ホワイトって着こなすのが難しい”(筆者もそう思います!)と思う方にとってはそれだけでケーシーを選ぶハードルが上がるもの…。RISERVAのR8746やR8796ならカラーバリエーションが多いのでスクラブのように選ぶこともできるんです!
◎モンブランの72-201~217や72-701~717なら袖の短さも気にならない!
“スクラブの袖の短さが気になる!“という方もいるのではないでしょうか?モンブランの72-201~217や72-701~717なら8分袖でそんなお悩みもカバー!半袖から長袖のものまであるのもケーシーの魅力といえますね。
↓ほかにもいろいろなケーシーがあります!↓
それぞれどんな人におすすめ?
スクラブ
好みに合わせて選べる自由さが最大の特徴なので、医療に携わるすべての人におすすめ!
…というと答えになっていないかもしれませんが、それくらいだれでも選びやすいのがスクラブなんです。
ドクターの働きやすさを考えて作られた機能性の高いものから、訪問看護の現場で使いやすい普段着のように着られるもの。
大きく身体を動かすときにもじゃまにならないストレッチ性の高いものや、動物病院で使うことを考えた動物にも優しいものまで用途によっても本当に種類が多いです。
業界の制服として定着しているだけあります…!
「スクラブもおしゃれに着こなしたい!」という人にはジップスクラブもおすすめ!
ジャケットのようにスタイリッシュに着られるので、かぶるタイプのスクラブとはまた違ったおしゃれさを演出!かぶるタイプのスクラブに少し抵抗がある…という人も要チェック!
↓まずは一度探してみてください!↓
\アルファユニからのおすすめ!/
医系学部の学生の方や研修医の方にはチームで作るオリジナルスクラブもおすすめです!
こだわりのデザインで加工すれば思い出に残ること間違いなし!
↓実績もチェック↓
ケーシー
スクラブと素材や機能が大きく異なるわけではありません。スクラブと同じようにどんな人にでもおすすめできますが…。着用時の安心感の高さを重視したい場合には特におすすめです!
「スクラブの襟の開きが気になる…。」そんな方にはケーシーがおすすめ!首元が隠れるので安心感があります。また、首元からインナーが見えないのもポイント!種類を選ばずにインナーを着られます。
「スクラブの袖の長さが気になる…。」という方にもケーシーがおすすめ!半袖から長袖まで様々な形があるので、あまり腕を出したくないという人でも安心して選ぶことができるんです。
↓ぜひ気になる1着を探してみてください!↓
\またまたアルファユニからのおすすめ!/
ファスナーのついたケーシーやジップスクラブももちろん加工できます。こだわりのデザインや名前を入れてカスタマイズすればモチベーションも上がること間違いなし!
特におすすめなのは、カッコよく仕上がる刺繍での加工ですよ…!
スクラブとケーシーそれぞれの特徴を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
医療現場の制服として定着しているスクラブやケーシー。この機会にぜひご検討ください!
この記事を書いたスタッフ
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