“PANTONE 7000SC”と“KAZEN 133”、あなたはどっち!?
似ているスクラブだからこそ・・・知りたいのはその違い!
PANTONE 7000SCとKAZEN 133、比べます。
まずは両スクラブの大まかな特徴を知りましょう!
PANTONE 7000SC スクラブ
- シンプルな見た目
- お求めやすい価格
- 機能の表示はないが…?
- 綿の比率が高めの素材
- 超豊富なカラーバリエーション
KAZEN 133 スクラブ
- シンプルな見た目
- お求めやすい価格
- 豊富なカラーバリエーション
- 異物の混入を防ぐ縫製
- 無駄のない機能性
機能性や素材に違いがみられますが…。詳しく見ていきましょう!
シンプルイズベスト? 見た目の違い
やはりまずは見た目の違いから!どちらも“シンプルな見た目”が特徴となっていますが…?
※むかって左が7000SCスクラブ、右が133スクラブ。どちらもSSサイズで比較。
前から見ると…
どちらも色の切り替わりがなくたしかにシンプル。7000SCスクラブは胸ポケットにブランドロゴ入りのタグがついており、ほどよい差し色としても機能しています。一方で133スクラブには装飾がありません。
襟にも違いが!
服のパーツの中で顔に最も近い襟は特に人に見られることが多い箇所。やはり違いが気になる部分ですが…。なんと133スクラブが2倍くらい太いということが判明!より首回りの安心感が高いのは133スクラブかもしれません。しかし…?
襟の深さを比べたところ7000SCスクラブの方が浅いという結果に!襟元の開きが気になるほどの違いにはなりませんが、襟の開きがそもそも浅い7000SCと、襟が太くヨレにくいため開きを抑えられる133と言えそうです。また、横幅はほとんど違いがありませんでした。
両脇のポケットは形が違う!
133スクラブはポケットの口と底がほぼ平行でフラットなタイプ。収納力も高く使いやすいポケットです。
一方の7000SCはポケットの口が斜めになっているタイプ。手が入りやすく物の出し入れがよりラクにできます。さらに、細身に見える効果があるとか…?
ポケットの深さは7000SCの方が深め。最も底が浅い部分でも7000SCより深く、純粋な収納力ならば7000SCの方が高いといえます。もちろん、133スクラブも大きいサイズのスマートフォンが縦にしっかり入りきる深さがありますので収納力は心配いりません。また、こちらも横幅はほとんど違いがありません。
どちらも肩口にスナップボタンはあるが…?
7000SCスクラブと133スクラブ、どちらにも肩口にスナップボタンがついていますがその仕様に大きな違いが!7000SCはボタンが1つなのに対して、133は2つ。ボタン数が多い分133の方が肩口が大きく開きます。
ボタンがついている位置も133が肩の前あたりについているのに対して、7000SCは肩の上あたりと少し後ろめ。
さらに、開く方向にも注目!
なんと133は前側に、7000SCは背中側に開くという違いがあります!実際に着てみると、開けるのが簡単なのは133。前に引っ張って開けられるので力を伝えやすいのが理由といえそうです。
7000SCは背中側に開くという点に加えてボタンの位置が少し後ろめなので若干の使いづらさを感じます。しかし、ボタン付近に引っかかりが少ないため、何かのはずみで引っかけて外れてしまうということは起こりにくそう。着用時の安心感は高いといえそうです。
7000SCの右袖にはピスネーム付き!
7000SCスクラブにはPANTONE®ブランドのピスネーム付き!信頼のおける製品であるという証明になるとともに、シンプルな見た目の中の差し色としても機能しています。胸ポケットと同じく133には装飾がありません。
133は縫製にこだわり!
7000SCスクラブは縫い合わせ部分の内側に縫い代ができるオーソドックスな縫製で、外側には縫い糸が見えません。一方、133スクラブはサイドに2列の縫い糸が見えるのがわかります。
これは133が縫い合わせ部分に2本針始末を施しているから。文字通り、2本の針で始末(=布の端がほつれないように縫って処理すること)しているということで、2本の針で縫っているから2列の糸が見えるわけですが…。これが133のこだわりポイント!
2本針始末を採用することで縫い合わせ部分から異物が入ることを徹底的に防ぎ、さらにどうしても強度が低くなりがちな縫い合わせ部分の強度を高めています。また、袖の縫い合わせ部分にバイアステープでの始末を採用し、こちらも異物の混入をブロック。衛生的かつ長く使うために施されている縫製面での工夫が133の大きな特徴の一つです。
スリットは深さにも違いが!
どちらのスクラブにも入っているスリットですが…ここにも差が!7000SCスクラブの方が少し深めで裾がより大きく開くため、腰周りの動きやすさはややこちらに分がありそうです。133スクラブは深さこそ少し浅めなものの、先述の縫製によってかなり頑丈なつくりに。スリットから破れてしまうというような心配がない安心感がありました。
混綿は肌ざわりが良い? 素材の違い
133スクラブがポリエステル100%の素材を使用しているのに対して、7000SCは綿が35%含まれる混紡素材を使用しています。ちなみに「ポプリン」とは生地の織り方のことで素材の比率は関係ありません。たて糸の太さがよこ糸の2倍ほどあり横畝がある生地のことをポプリンと呼び、薄手で軽量かつ丈夫なためさまざまな用途で用いられています。
綿素材を使用している製品の方がやわらかく肌ざわりが優しい…というのが一般的なイメージですが、実際はどうなのでしょうか?
実際に触ってみました!
“ポリエステル100%でありながら綿タッチの肌ざわり”と商品説明に書かれている133スクラブ…。
実際に触ってみると、たしかにサラサラとしていて肌ざわりはかなり良い印象。そして、薄手でとてもやわらかい。ポリエステル製品の良さであるシワの付きにくさも感じます。
ストレッチ性はありませんが、身体の動きに合わせてしっかりと形を変えてくれそうなので、着用感を感じにくく軽やかに着られそうです。
綿素材を使用した7000SCはさらにサラサラとしているのか…と思いきやこちらは少しザラザラとした手ざわり。これは使用されている「スクラブポプリン」の特徴のようで、“使い込むほどに風合いが増すダンガリーシャツのような素材”とのことです。
こちらも薄手でストレッチ性はありませんが、生地にハリがあり耐久性の高さを感じます。
133よりも若干重みがあり、しっかりとした着用感で着られそうです。
スクラブ選びの重要なポイント! サイズの違い
なんとSSサイズの肩幅と袖丈が若干異なるというだけで、あとはすべて同じという結果に!サイズによる違いを意識する必要はありません。
ここも重要なポイント! 価格の違い
今後も各ブランドで販売価格の変動があることが予想されるため2023年9月時点での比較となりますが、こちらもまったく同じ価格となっています。仮に価格の変動があった場合でも大きく差が開くということはあまり考えられないため、サイズと同じように価格も違いを意識する必要はありません。
☆133スクラブは追加オプションあり!
別途料金がかかりますが、133スクラブには追加でポケットとリボンの取り付けが可能!使い方に合わせてカスタマイズできる点は他のスクラブにはない特徴です。
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7000SCには機能がない? 機能の違い
133には機能の表示あり、7000SCには無し
133スクラブの商品説明には工業洗濯、透け防止、制菌、制電、吸汗、防汚と機能の表示が!どれもあると嬉しい機能ばかりで、まさに無駄のない機能性といえます。
一方で7000SCには機能の表示がありません。商品説明には“無駄な機能をすべて省いたシンプルな仕様”と記載されていますが、「ということは何も機能がないの?」と思いますよね?
そこで、使用されている素材などから7000SCの機能について深掘りしていきます。
①工業洗濯
工業洗濯は可能!ですが、133よりもウェットクリーニングには注意しなければいけないようです。
他の表示に違いはないので、同じように洗濯やアイロンがけをすることができます。
※ウエットクリーニングとは…
クリーニング店が行う水洗いの方法で、自宅では水洗いができない衣類を特殊な洗剤と水を使って洗う。ドライクリーニングでは落としにくい水溶性の汚れを落とすのに効果がある。
②透け防止
透け防止を確認するならやっぱり実際に透かしてみるのが一番!ということで、スクラブの生地を通して向こう側の景色が見えるのか実験しました。
その結果は…?
なんと7000SCの方が透けて見えにくいという結果に!
光の当たり方の違いやスクラブのカラーによっても多少の差がありそうなのでこれによって“7000SCの方が優れている”と言うわけではありませんが、少なくとも透けについて気にする必要はなさそうです。
③素材
FOLKのカタログから素材が持つ各機能の評価を発見!スクラブポプリンという素材は肌触りに優れる一方で吸水拡散性には劣るよう…。また、制菌加工や制電糸の使用、防汚の加工はされていないようです。
「ダンガリーシャツのような肌触りと、使い込むほどに風合いの出る素材感が特徴」と記載されているため、特に素材感の部分にこだわられていることが分かります。
このように見ていくと機能的には133が優勢にも思えますが…?
7000SCの圧倒的なカラーバリエーション!
133も17色での展開とかなりカラーバリエーションは豊富なのですが…7000SCはそれを大きく上回る30色展開(どちらも2023年9月現在)!世界共通規格の色見本を作るパントン社と共同で企画し、“色のチカラ”について考えて作られたスクラブ。これこそが7000SC最大の特徴です。
着る人の気分や感情から見る人に与えるイメージに至るまで、色が表す潜在的・心理的な意味合いは医療の現場でも非常に大きな意味を持つと考えられています。白い白衣は混じり気がないことから清潔な印象を与える、というのはよく聞く話。カラーバリエーションが多いということは、適切なタイミングで適切なカラーのスクラブを選んで着ることができるということです。
と、大げさなほどに説明してきましたがそこまで固く考える必要はありません。大切なのは“選べるカラーが多い=より好きなカラーが選べる”ということです。特に枚数が多くなる卒業記念のスクラブなどでは選べる色の多さは大きなメリットになります。また、加工をする場合はその加工に合わせたカラーを探す・選ぶことができるのも大きなポイントといえますね。
アルファユニといえば刺繍! ということで…
刺繍を入れたオリジナルスクラブを作るのならやはり気になるポイントは“刺繍がキレイにできるのか”。生地の目が粗かったり柔らかいと刺繍が生地に沈み込みやすく、刺繍特有の立体感がうまく表現できなくなる…なんてことも。オリジナルスクラブ作りにおいてスクラブ選びは無視できない要素になります。
ということで、実際に加工を行っているスタッフにどちらのスクラブがよりキレイに刺繍できるかを聞いてみたのですが…「どちらもあまり変わらない」との返答が。
“それでは答えになってないよ”と思われるかもしれませんので、実際に刺繍をいれた両スクラブを見てみましょう。
7000SC
133
実際に刺繍されたものをみるとどちらもしっかり刺繍できていることが分かります。つまり“どちらのスクラブもしっかり刺繍ができるので仕上がりもあまり変わらない”ということ!
オリジナルスクラブを作るときにこのポイントを気にする必要はないので、どちらのスクラブでも安心してお選びいただけます!
7000SCスクラブと133スクラブ、あなたはどっち?
7000SCスクラブと133スクラブの違いを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?どちらもお求めやすい価格で、アルファユニでも人気の高いスクラブです。
素材やカラーに特徴がある7000SCと機能面に特徴がある133スクラブ
あなたはどちらを選びますか?
↓スクラブ比較第一弾はコチラ!↓