長く愛用するために!プリント・刺繍スクラブのお手入れガイド

長く愛用するために!プリント・刺繍スクラブのお手入れガイド

加工を入れた大切な一着だから…
しっかりお手入れして長く使いましょう!

プリントや刺繍の加工を入れたこだわりのスクラブ…。プリントの剥がれや刺繍の色落ちなど劣化はやはり気になるところです。日々着用して洗濯を繰り返す以上、完璧に劣化を防ぐことは残念ながらできません。しかし、ポイントを抑えてお手入れすれば長持ちさせることは可能です。
こだわりのスクラブを長く使うために正しいお手入れの方法を見ていきましょう!

加工に優しい!劣化を抑えるお手入れ方法

長く使うために大切なのは「劣化を抑えるお手入れ」と「劣化を早めるお手入れ」を知ることです。
まずは、加工に優しい劣化を抑えるお手入れ方法を見ていきましょう。「これをやれば完璧に劣化を防げる」ということはありませんが、少しでもダメージを抑えることが長く使うためには大切です。

①スクラブの洗濯表示を確認!

スクラブ自体をダメにしてしまうのは加工を長持ちさせる以前の話!必ず洗濯表示に従って洗濯をしましょう。
洗濯表示は数が多く覚えにくいと思いがちですが…。どんな種類があるのか分かると意外と難しくないんです!

代表的なスクラブの洗濯表示はこちら

②洗濯機で洗うときは裏返し+ネット!

洗濯機で洗うときには裏返してプリント面を内側にすると〇!他の洗濯物や洗濯機の内部とぶつかるのを防いでプリントへのダメージを減らします。ただし、裏側にも縫い目ができる刺繍にはあまり効果がありません。簡単にはほどけない十分な強度を持っていますが、他の洗濯物の金具などに引っかかりほどけてしまう可能性も無いとは言えません。
裏返しとプラスして洗濯ネットに入れて洗うと◎プリントへのダメージをさらに減らすとともに刺繍の引っかかりも防げます。
洗濯機で洗うときには、裏返し+洗濯ネットで加工へのダメージを抑えましょう。

③必ずハンガーにかけて陰干し!

特にプリント加工を入れた場合に注意したいのが干し方です。洗濯が終わった状態で放置するとプリントがくっついてします可能性があるため、洗濯が終わったらすぐに干しましょう。
裏返しのままシワが付かないようハンガーにかけてつり干しすることでプリントがくっつく心配もありません。また、日光に当たると剥がれや色あせの原因になります。必ず陰干ししましょう。
スクラブは速乾性に優れるものが多いので、陰干しでも十分に早く乾きます。タンブラー乾燥機の使用はNGです。

さらに劣化を抑えたいなら手洗いですが…。

手洗いならさらに加工へのダメージを抑えての洗濯が可能!ぬるめのお湯で優しく洗い、しっかりすすいでから洗濯機で軽く脱水、あとはハンガーにかけて陰干しする…。と言うのは簡単ですが、時間がかかる大変な作業です。
洗濯機では落とせない汚れをピンポイントで洗う場合以外は、時間や手間を考えても手洗いする必要はありません。もし手洗いする場合は、加工部分をこすらないこと、すすいだ後は絞らずに洗濯機で軽く脱水することに注意して行ってください。

絶対にNG!劣化を早めるお手入れ方法

次に「劣化を早めるお手入れ方法」を見ていきましょう。劣化を早めるお手入れをしてしまうと、せっかくの加工もすぐにダメになってしまいます。長く使うために絶対NGなお手入れ方法を必ず知っておきましょう。

①タンブラー乾燥

プリント・刺繍加工を入れたスクラブで特に注意したいのがタンブラー乾燥!
乾燥機内を回転させながら温風を当てる乾燥方法で、短時間で乾くためとても便利ですが…。プリント加工を入れたスクラブには絶対にNGです。また、刺繍加工を入れたスクラブでも極力避けるべきお手入れ方法です。

プリント部分は熱に弱いことが多く、乾燥時の温風が剥がれの原因になってしまうことも。また、乾燥機内や他の衣類とぶつかることで剥がれや色あせにつながります。刺繍の場合も刺繍糸が熱で傷んでしまう可能性があります。

ドラム式洗濯乾燥機やコインランドリーで洗濯する場合には注意が必要です。加工を入れたスクラブは乾燥機能を使う前に必ず取り出しましょう。

スクラブ自体がタンブラー乾燥を禁止しているものも多いので、洗濯表示のチェックも忘れずに行いましょう。スクラブの素材によっては熱によって縮んでしまうこともあります。前述のとおり、スクラブは速乾性に優れているものが多く乾燥機を使わなくともすぐに乾きます。陰干しでの自然乾燥を徹底しましょう。

②漂白剤を使用する

プリントや刺繍部分に直接漂白剤を使用するのもNG
目立つ汚れやシミを落とすときに漂白剤を使う方も多いと思いますが、加工にとっては天敵です。

漂白剤がプリントや刺繍に直接当たると色あせにつながります。一度色があせてしまうと色を戻すことはできません。漂白剤を使用する場合は、加工を入れた部分に直接漂白剤を当てないことが重要です。

洗濯用洗剤では落としにくい気になる汚れがある場合は、洗濯をする前にピンポイントで処理します。汚れのある部分だけに漂白剤をつけて軽くこすり、汚れを落としてから改めて洗濯をしましょう。

スクラブは濃色のものが多く、漂白剤の使用を禁止していることもあります。漂白剤を使うときにも洗濯表示のチェックを忘れずに行いましょう。

③プリント部分にアイロンを当てる

プリント部分にアイロンを当てるのもNG
洗濯後にはアイロンでシワを伸ばして仕上げたいところですが…。こちらも特にプリント加工には向かないお手入れ方法です。

プリントは熱に弱いためはげや剥がれの原因となります。プリントの種類によっては「あて布をして低温でなら可能」としている場合もありますが、剥がれてしまったプリントをもう一度貼りなおすことはできないので避けた方が無難です。アイロンでの仕上げを行う場合はプリント部分に当たらないように行いましょう。

刺繍であればアイロンでの仕上げも可能ですが、糸をひっかけてしまう可能性があるので注意が必要です。スチームの使用は避けてください。

スクラブによってはシワがつきにくいイージーケア性を特長としているものもあります。アイロンをかける必要性が低いため、プリントを入れた後のお手入れも簡単でおすすめです。

イージーケアが特長のスクラブはこちら

商業クリーニング(工業洗濯)は可能ですが…

スクラブを商業クリーニングに出すという方も多いかと思います。家庭での洗濯では落としにくい油性の汚れにも対応しているため、特に医療の現場では衛生面からみても効果的です。
しかし、加工を入れたスクラブの場合は注意が必要です。

水を使わずに油性の汚れを落とすドライクリーニングという方法は、プリント部分の劣化を早めてしまいます。また、水を使うクリーニング方法の場合でも温水を使うことが多くプリントの剥がれやはげにつながる可能性があります。

どちらのクリーニング方法であってもプリント加工の耐久性を保証できないため、商業クリーニングを利用する場合にはプリント加工はおすすめしません

刺繍加工であればどちらのクリーニング方法にも高い耐久性がありますので、刺繍加工をおすすめします

工業洗濯するなら刺繍加工!

刺繍加工ならドライクリーニングにも熱にも強いため工業洗濯にもばっちり対応!耐久性も高く、長く使うことを考えたときにおすすめできる加工方法です。プリントと比べて立体的な仕上がりになるため、デザインの加工はもちろん文字だけの加工でも存在感が際立ちます。

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