AIデザインの極意|刺繍で再現するための入稿のコツとNG例
生成AIを使ったデザイン入稿が、最近とても増えています。
アイデア出しのスピードや表現の幅が広がり、これまでにない魅力的なデザインもたくさん生まれています。
ただ、AIが作った刺繍風の画像では、刺繍型はつくれません。
AI画像を刺繍向けに作るコツ、修正が少なく済むデータの特徴、刺繍では再現が難しいNG例などを、実例を交えながらご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
「刺繍用のデザインをAIで生成するためのポイント」
- 刺繍風の画像から刺繍型は作れません!フラットなイラストを生成してください。
- 均一で太めの、視認性の高い線
- 余白の少ない二重線は1本の線で表現する
- デッサンのような細かい線は省略しシンプルなイラストの方が刺繍もキレイに仕上がります
- AI生成のデザインは刺繍用に直す上で、デザインの省略が必須になります。特に大事なモチーフやデザインへの想いがあれば是非共有してください!
理由
・フラットなイラストの方がトレース作業をスムーズに行えるため
・作業時間が長くなると、デザイン費無料のお客様でも追加料金が発生する場合があるため
・刺繍風の表現は、実際の刺繍では再現が難しいケースが多く、修正や調整に時間がかかるため

OK!平面イラストでお送りください

NG!刺繍風の画像はご遠慮ください
入稿したデザインが刺繍になるまでの流れ
AI画像でそのまま刺繍にすることはできないため、デザインスタッフとステッチデザイナーが
刺繍として再現できるデザインを作成しております。あわせて、刺繍加工までの流れもご紹介しております。

デザインスタッフ
・トレース
・刺繍化できる形に整理
・糸表現を前提に再設計
・潰れる線の修正
・配色調整
・ステッチ化前提のデータ整理
ステッチデザイナー
・ステッチデータ作成
・縫い方向・密度調整
・試し打ち・仕上がり検証
・刺繍表現に合わせた微調整
・立体感を意識したデータ設計
デザインを簡略化したい
こだわりデザインにしたいけど、予算も心配。
このデザインのこだわりはどこか?こだわりは残しデザインスタッフが簡略化します。
実際出したプロンプトも差し支えなければ提出ください。

【プロンプト】
Φ8cmの中心にこの画像を使いたい。背景は白、イルカの下、円に沿わせる形で
Commerson’s dolphinの文字を入れる。
背景に貝やヒトデ、珊瑚を置きたい。
すべての絵を円の中に収まるように作成。添付のイロワケイルカの絵は小さくしても大丈夫。
このデザインのこだわりと要望。
・基本的にイロワケイルカと文字が目立てばいい。
・珊瑚(脳みたいな珊瑚は不要)、貝、ヒトデ(くすみピンク・オレンジ・クリーム)は使用したい。
・珊瑚のカラーは朱色で
・背景の絵は目一杯入れず減らしていい。イルカを上下で挟む感じに配置したい。
・文字は筆記体を使用したい。カラーはロイヤルブルー希望。

AI生成による情報量の多いイラストは、刺繍で再現することが物理的に難しい場合があります。
刺繍化する際は、表現をどこまで簡略化するかの調整が必要になります。
細かい表現を増やすほどステッチ数が多くなり、制作コストが大幅に増加する可能性があります。
AIのデザイン作成での指示に必要なポイント
AI生成でも、ある程度刺繍に適したデザインへ近づけることは可能です。
ただし、刺繍加工に必要な「正確なサイズ感」や「線幅」を考慮したデザイン作成は、現状のAIでは難しい場合があります。
加工位置で刺繍サイズは異なります。

(※1)キッズサイズ・SSサイズなど、小さめのボディでは上記サイズが入らない場合があるため、刺繍サイズを調整する場合があります。
イメージに近づけるためのポイント
AI画像は、サイズ指定よりも「縦横のバランス」で作ったほうが、完成イメージに近づきやすい傾向があります。そのため、下記の刺繍可能サイズに近い比率で作成いただくのがおすすめです。
比率
・袖・胸:1:1
・ポケット口上:2:1
・背中:16:9
デザイン作成に活用できるプロンプト
AI生成を利用する際は、ぜひ下記プロンプトを編集してお使いください。「Φ8cm」は袖に刺繍した場合のサイズです。刺繍向けデザインになりやすくなります。
※コピーできます。
画像のスタイル: ・クリーンでフラットなベクトルイラストレーション ・全体的に均一で、太めの、視認性の高い黒い線。 ・テクスチャや質感、立体感は一切排除する。 ・細かい線やディティールはできるだけ省略しシンプルに描写 ・余白の少ない二重線は1本の線で表現する ・白抜きの細線は禁止。 サイズ:比率 1:1
かわいいシーサーデザインをプロンプトだけで作る!(袖のデザイン)
Gemini
プロンプトをコピーして作成してみてください。
シーサー以外のデザインも作れます。お試しください。メインイラストの絵、テキストなど変更するだけ。

テキスト:「CHIBA ALPHAUNI」 テキスト2:「2026」 メインイラスト: ポップで可愛らしい、コロコロとした2匹のシーサー レイアウト: 中央にイラストを配置、そのイラストを囲むように円の外周に沿ってテキストを配置する。 上部のアーチ状にテキスト1、下部の中央にテキスト2を大きくはっきりとしたフォント。 テキストを囲む円形の枠線や二重線(リング)は描写しない。 文字枠は作らず、文字そのものが独立して円弧を描くように配置する。 サイズ:比率 1:1 スタイル ・クリーンでフラットなベクトルイラストレーション ・全体的に均一で、太めの、視認性の高い線。 ・テクスチャや質感、立体感は一切排除する。 ・細かい線やディティールはできるだけ省略しシンプルに描写 ・余白の少ない二重線は1本の線で表現する ・白抜きの細線は禁止。
Chatgptで生成した場合

テキスト:「CHIBA ALPHAUNI」 テキスト2:「2026」 中央に、ミニチュアシュナウザー2匹を配置。 ポップで親しみやすいが、落ち着いたスポーツマスコット風デザイン。 表情は穏やかで親しみやすい無表情寄り。 感情表現を強くしない。 驚いた表情は禁止。 目を見開かない。 笑いすぎない。 口は閉じる。 自然で安心感のある顔。 黒目は小さめでシンプル。 白いハイライトは最小限。 幼すぎるアニメ表現は禁止。 誇張されたリアクションは禁止。 上部の円弧に沿って「CHIBA ALPHAUNI」。 下部中央に「2026」を大きく配置。 テキストを囲む円形の枠線やリングは描かない。 文字のみで円弧構成にする。 クリーンでフラットなベクトルイラスト。 太めで均一な線。 細かいディテールや質感表現は禁止。 立体感・陰影・グラデーションは禁止。 シンプルで視認性の高いデザイン。 比率1:1
リアルな刺繍 × AIが描く「空想刺繍」のちがい
AIが生成する刺繍風デザインは、平面画像を立体的に表現しているだけなものが多く、実際の刺繍としてそのまま再現できない場合が少なくありません。
実物の刺繍を制作するには、糸の太さ・針数・縫い方向・生地との相性など、現実的な数値や設計が必要になります。
アルファユニでは、専門のデザインスタッフとステッチデザイナーが在籍しており、AI画像をもとに刺繍として再現可能なデザインへ最適化。見た目の雰囲気を活かしながら、実際に美しく仕上がる刺繍データへ調整しています。
| 項目 | リアルな刺繍 | 空想刺繍(AI画像) |
|---|---|---|
| 表現 | 糸・針で再現できる範囲 | 制限なく自由に表現される |
| 細かさ | 針数や糸の太さに制限あり | 極細・複雑な描写も可能 |
| グラデーション | 段階的・簡略化が必要 | 滑らかで無制限 |
| 立体感 | 糸の重なりで表現 | 光や影で自由に表現 |
| 再現性 | 実際に縫える設計が必要 | 見た目重視で構造は考慮されない |
| データ | 刺繍専用データが必要 | 画像データ(JPG。PNGなど) |
| 仕上がり | デザイン再現率の高い刺繍の仕上がり | 視覚的に魅力的だが再現不可な場合あり |
あなたがAIで作ったデザイン
プロの技で「本物の刺繍」にしませんか?
最近、画像生成AIを活用して作成されたオリジナルのイラストやロゴを、「刺繍にしてほしい!」というお客様が増えております。ご自身のアイデアがすぐに形になるAIは、デザイン作りの強い味方ですよね!
しかし、AIが描いた精細すぎる線や複雑な色の混ざり合いは、糸と針で表現する「刺繍」としてそのままお作りすることが難しいのが実情です。決まった刺繍枠内にデザインを納めた際、一つひとつのパーツがしっかりと刺繍可能なサイズを保てるかどうかも重要なポイントになってきます。
アルファユニではお客様のAIデザインをそのまま無機質に処理するのではなく、専門のデザインスタッフが一つひとつ丁寧に確認し、刺繍として美しく表現可能な形へと修正・調整を行っております。

そのままでは難しいAIデザインも、プロの手が加われば「素敵な刺繍」に仕上がります。

初心者でも安心のサポート
プロによるデザイン調整:「AIでイラストは作れたけど、刺繍にするにはどうすれば?」
というお悩みを解決。専門スタッフが刺繍・プリントに適したデータへブラッシュアップします。
4万円以上(税別)のご注文で、通常有料のデザインコンサルティングが無料。
チームオーダーやまとめ注文をご検討のお客様におすすめです。
圧倒的な再現力:お客様のこだわりを「妥協しない」。糸の色選びから配置まで、徹底的に寄り添います。
デザインコンサルティングサービス
「やりたいイメージはあるけれど、形にできない…」そんな不完全な状態でのご相談、大歓迎です!
手書きのメモや断片的なアイデアを、プロがバランス良く配置して「納得の形」に仕上げます。
専門のソフトで刺繍・プリント加工用のデザインデータを作成します。
デザインで迷ったら、気軽にLINE、メールでも
お問合せからでもご相談ください!
【FAQ】よくある質問
Q. AIで生成した画像しかありませんが、そのまま相談できますか?
A. お気軽に相談ください。実際に刺繍できるかどうか、ご提案いたします。
Q. 刺繍とプリント、どちらが良いか分かりません。
A. デザインの細かさやご予算に合わせて最適な方法をアドバイスします。コンサル無料特典もぜひご活用ください。
